ディレクターにお願いしたい5つのこと

2012.08.20 | 制作あるある
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おはい…こんにちは、レッドです。

仕事についてからというもの、僕はどちらかと言うとディレクターのいるベンダー側よりもクライアント側に立つことが多かったと思っています。

案件ごとに毎回コンペで製作会社/受託会社を決めるクライアントもありますが、クライアントとしてはやはり仕事をしやすいベンダーを選びたいもの。

クライアントに媚びろ!床にはべれ!靴の裏を舐めろ!などと言うことではなく、クライアントを嫌な気持ちにさせずスムーズに仕事を運ぶことが次の案件でも選んでもらえることにつながると思っています。ぼくは実際そうしてベンダーを選んでいました。今の案件だけでなく、次につなげるという意味でもディレクターの役割は重要です。

隊員たちの中でもあまりこういうことを書く人は少ないのかなと思い、この記事ではディレクターの人にもっとこうしてくれたら、と思うことを書いてみました。ディレクターあるあるの変則バージョンですね。怒られてから言われるより、あらかじめ分かっていて回避できたほうがお互いに幸せになれるよね、ということで。

では行ってみましょう。

能書きはいい。オレが一番楽なものを持ってこい。

成果第一主義ではないクライアントの担当者さんの場合です。決裁権限は上の人が持っていて、この人は純粋な窓口というような場合を思い浮かべてもらえればよいかと。お役所などのように横並びでいいんだよ!というクライアントもこのケースになります。

このような場合、クライアントの担当者がもっとも望むのはいかに自分が楽できるか、ということです。

「運用はちょっと面倒ですけど、今よりも集客が期待できますよ」といった提案はこの人にはあまり効果がありません。クライアントの担当者としては、上から怒られない程度のギリギリのラインを狙って、最も自分の仕事が増えないようにしたいもの。

このような場合は、どうしたら担当者の運用が楽になるかを一緒に考えることがOKをもらうカギです。

オレが評価される提案を持って来い!できたら、同業者がまだやってないやつで!

こちらは打って変わって評価されたがりのクライアント担当者さんです。「他所がやってないような、日本初みたいなの、ないの?」という別バージョンもあります。お役所でもたまに、こういう担当者います。

このお客さんはなかなか大変です。いままでのクライアントワークで貯めてきたストックが活かせません。自分ですらまだやったことのないような、海外から事例を見つけてきたりとか、さらに世界初だったらどうするの?みたいな。

できうる限り良い物を作りたい、というクライアントの意向はできる限り尊重して欲しいものですが、早めの段階で妥協点を探りはじめることも大事だと思います。日本初じゃなくて、業界初でもよいか…とか(笑) 散々事例を考えて、蓋を開けてみたら、それを実現する予算が確保できません、なんてこともありますからね。

あ、あれ、オレ、クライアントだよね…?

ディレクターから頼まれて、やっている今の確認作業、本来ならベンダー側がやるべきなのでは…?と思うことはクライアントになったことがある人は誰しも思ったことがあるのではないでしょうか。

契約上クライアントがやる、という仕切りになったのであれば文句もありませんが、なんとなくお願いして断られなかった、という場合もクライアントはなんとなく腑に落ちないものを感じています。おまけにこの誤字、ちょっと文字校正するだけで防げるんじゃないのか、なんでオレが…とクライアントのフラストレーションは溜まっていきます。

受入検査はもちろんクライアントの仕事ですが、そこまではベンダー側がやるべき仕事。クライアントに不満を持たせないように、全体をコントロールすることもディレクターの大切な仕事です。

連絡がつかないってどういうことだっ!

そんな人いない…?いやいや、マジでいるんです、こういうひと。

メールには返事がない、電話しても捕まらない、会社にはいないし、ケータイも出ない。クライアントとしてはとても困ります。急なオーダーの変更や場合によっては緊急の公開停止とか、そんな大事な用事かもしれないんですから。

この電話に出たら、きっと仕事が増えるかもしれない、という覚悟はしながら、きちんと電話に出ましょう。連絡取れるようにしておきましょう。それが次につながります。コンペの時に、この間あの会社の人連絡取れなかったからな、なんて最悪ですよっ!

何かあったらお前が責任を取れ!

トラブルが起きたときに理由を聞くと、やれ営業が、やれ制作が…とクライアントに言い訳を述べる人、結構いるものです。それ、クライアントに関係ないですからっ!どうでもいいですからっ!ざんn(ry

最近見なくなった波田陽区ばりに切ってしまいましたが、クライアントはディレクターのことをベンダーの責任者だと思っています。トラブルの経緯を説明するのは大事ですが、それが言い訳になっては意味がありません。大事なのはここからです。どうやってトラブルをリカバリするのか、ディレクターの手腕を遺憾なく発揮してください。

最後に

さて、というわけで、WordPress の「わ」の字も出て来ませんでしたが、WordPress に限らずベンダーのディレクター職についている方にはぜひお願いしたい5つのこと、でした。クライアントの信頼を勝ち取り、ぜひ次の仕事につなげてください!

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WPD-Red
戦隊の赤担当。世を忍ぶ仮の姿はサラリーマン。ドラクエと旅行が三度の飯より好き。