スポンサードリンク

3月に入って一気に暖かくなったかと思えば寒さがぶり返したりと、今日は何を着たらよいのか決まるまでは布団から出られないネイビーです。
目がさめるとまずスマホでお天気を確認し、手持ちの服を思い浮かべ…こういうとき便利なアプリがあって、今日着るべき服をオススメしてれたらよいのに!そういえば最近読んだ本によるとお天気Web APIとかいうのがあるらしいので、それを使っていい感じにどうにかならないかしら?

Web APIとは?

Web APIはWebサービスのデータを提供したり、Webサービスと連携させたりするためのインタフェースです。Google Maps APIやTwitter APIといえば、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?このようなWeb APIを利用すると、自力では不可能な地図の表示や、個人では得られないデータを手軽に取得して、自分のサイトに取り込むことができます。
国内外さまざまな分野のWebサイト、Webサービスから提供されているWeb APIがあります。その中からPHPやJavaScriptで扱いやすいものを紹介しましょう。

気象情報

ではさっそく、気になるお天気情報から。

Weather Hacks お天気Webサービス

Weather Hacks お天気Webサービス

地図・位置情報

地図や路線情報は、GPSとの連携でも出番多し。

  • Google Maps API
    JavaScriptでGoogleマップを表示、位置情報よりお店や施設の検索、ルート案内など
  • Mapion ローカルサーチ API
    住所/郵便番号/駅/電話帳/施設をフリーワードや緯度経度より検索する
  • LatLng2Height
    2点の緯度経度から距離を算出したり、緯度経度からその場所の標高を算出する
  • HeartRails Express
    路線、駅名データ等の地理情報を提供
  • つつじバスロケーションWEB API
    つつじバス(福井件鯖江市)の時刻表、路線データ、バスの位置情報、運行状態を提供
Google Maps API

Google Maps API

ソーシャル

SNSやブックマークと連携したり、認証システムを利用できます。

Twitter API

Twitter API

写真・画像

写真や画像だって自分で用意しなくていいんです。

  • Flickr Services
    キーワードや色より写真を検索、写真から位置情報を取得する。写真の投稿も
  • Panoramio Widget API
    タグや緯度経度より、位置情報を持つ写真を検索する
  • 顔検出WebAPI
    指定された画像に対して顔検出を行い、検出した情報をXMLで返す
  • Dynamic Dummy Image Generator
    URLを指定することで好きなサイズのダミー画像を返してくれる
  • Google Chart Tools
    JavaScriptで円、折れ線、棒など各種グラフを表示
Dynamic Dummy Image Generator

Dynamic Dummy Image Generator

ショッピング・レストラン

お店検索や、アフィリエイトとしても使えます。

SUNTORY BAR-NAVI Web API

SUNTORY BAR-NAVI Web API

その他

運用面で気がきくユーティリティ系。

reCAPTCHA

reCAPTCHA

どんなふうに利用するの?

Web APIとやりとりするためのプロトコル(仕様)はいくつかあります。URLにパラメータを付けてリクエストし、レスポンスとしてXMLやJSONのデータを受け取るREST形式が扱いやすいでしょう。特にJSONで提供される場合には、JavaScriptだけで処理できる利点があります。
例えば、Japan Weather Forecastから本日の東京のお天気を取得するには次のようなURLをリクエストします。

http://www.drk7.jp/weather/xml/13.xml

お天気データがXML(またはJSON)で得られるので、自分で好きなようにカスタマイズして表示するとよいでしょう。

Web APIには無料で利用できるものがほとんどです。なかにはユーザー登録が必要だったり有料だったり、アクセス数によって課金されたり、法人向けもあります。

Web APIを使ったサービス

Web APIは単体で利用したり、複数を組み合わせて利用することができます。
例えば地図上に最寄りのカフェを表示したり、写真や動画、タイムラインを組み合わせたりすることで、まったく別のサービスを生みだします。

  • 寝顔認識めざまし Facekick
    あなたの顔を監視し、寝顔と判断した瞬間に妨害するAIRアプリ
  • 君のラジオ
    好きなアーティストに関連する楽曲をYouTubeのビデオから試聴し 履歴を残す
  • ワガコダケ
    みんながアップロードした写真の中から、わが子の写真だけをピックアップできる
  • 水族館コミュニティ
    水族館の口コミ情報サイト。サイトの作り方も紹介されているので必見!
  • Multicolr Search Lab
    Flickrの写真のなかから、指定した色合いの写真を集める
webapi-multicolr

Multicolr Search Lab

WordPressでも使える!

もちろんWordPressでもWeb APIを使うことができます。
テーマで利用する場合には、地図やレストラン情報、ソーシャルコメント表示することでサイトが賑わっているように見せたり、記事に関連のあるアフィリエイトリンクを自動で表示するのもよいでしょう。
ダッシュボードで利用する場合には、郵便番号やふりがなのような入力サポートを行ったりと、発想しだいでいろいろな場面に活かすことができます。

Web APIを利用したプラグイン

WordPressのプラグインにはWeb APIを利用したものも少なくありません。

  • Feedback Champuru
    Twitter、はてなブックマーク、Delicious などでの言及をコメント欄に混ぜ込む
  • Gianism
    FacebookやTwitterなど、有名なSNSアカウントで新規登録/ログインできるようになる
  • WordTwit
    記事を投稿したら、Twitterにも自動投稿してくれる
  • Simple Map
    住所を指定するだけの簡単なショートコードで地図を設置
  • wp-flickr-press
    Flickr の画像をまとめて掲載できる
wp-flickr-press

wp-flickr-press

WordPressにもあったWeb API

実はWordPressにも、XML-RPC WordPress APIというWeb APIが用意されています。これを利用することでダッシュボードを介さずに記事を投稿することができます。自分や他のユーザーが投稿するWebサービスや、アプリを作ったりすることもできるんですね。

Web APIを使ってみよう!

このように便利なデータやインタフェースが自由に使えると知ったら、「ぜひ自分のサイトに取り入れたい!」「あんなサービスを作ってみたい!」とアイディアが浮かんできませんか?
今日着る服がアプリで決められたら、毎朝あと5分は寝てられるのにな!

おすすめ書籍

WordPressプラグイン & WebAPI 活用ガイドブック [Version 3.x対応] 地理情報プログラミングの基本と応用 Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ すべての人に知っておいてほしい JavaScriptの基本原則 0日でおぼえるFacebookアプリ開発入門教室