なぜ無償で開発や、翻訳を続けるのですか? WordPress界隈のみんなに聞いてみた。

2013.11.27 | WordPress | 考える。
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#4 : Contact Form 7 作者 三好さんの場合

なぜ開発を続けているのか


takayukister

  • じつは特に考えていない(こういった質問を頂いかない限り、あまり深くは考えてない。考えていないわけではないけど。)
  • よくよく考えるとやめたほうがいいんじゃないか?(こういう質問を受けるとこんな風にも思います。)

やめられない理由もある

  • 2007年より開発を続けていることもあり、私より長く一つのプラグインについて継続的に開発を行っている人は、本当に数えるほどしかいない。そのことからも想像できる通り、開発を続けるのは難しい面もある。
  • でも自分が開発をやめた時のデメリットを考える。新たな開発者によってフォークされたプラグインが自分のよくないとおもう方向に進む可能性もある。そういったことは自分にとっても良いことではないので、開発を止められないという理由になる

継続のモチベーションは一つではない

  • もともとは自分で使いたい機能をプラグインにしただけ
  • 利用者からおもしろいフィードバックももらえる
  • モチベーションの1%ぐらいだか、仕事にプラスになるということも要因の一つ(実際に作業をお金に換算すると全く合わない)

仏像を彫るようにプラグインの開発を続ける

  • それほど使う人がいないとしても、自分が必要と思えば開発を続ける
    実際に、Bogo(マルチ言語対応を行うプラグイン)はまだそれほど多くのユーザがいるわけではないが、他に同機能で良いと思えるプラグインが無いし、必要と感じるので開発を粛々と行っている。
  • 自分がイメージする完成形を現実のものにするまでは作り続ける

まとめてきなもの

いかがでしたでしょうか?長い記事となりましたが、なぜ開発や翻訳を続けるのか、実際の声を多く掲載できたことは良かったのではないかなと思っています。まとめるとすると、

  • 自分ができることや、やりたいことがきっかけとなって始まる。
  • そして続けたいとおもうから続ける

ということでしょうか。もちろん誰かの役に立つということを考えてないわけではないですが、それは副産物的なところであるという理解が必要な印象を受けました。

これからなにかプラグインやテーマを開発しよう! また、翻訳をしてみよう!という方にとって、気持ち的な敷居が下がるといいなと思います。ぜひぜひ、なにかしらに取り組んでどんどん自分を表現してみてください。きっとあたらしい未来が開きますよ。

逆に、開発や翻訳を続けていくなかで、こういった制作者の気持ちを理解できず、直接問い合わせを行ったり、個別なトラブルなのに「今日中に解決するよう電話下さい。」といったメールが来るということもあるとのことです。WordPressを仕事にしていない一般ユーザはともかく、WordPressなどオープンソースを仕事にしているユーザ同士では制作者の気持ちをなるべく理解しあって、お互いに協力できるような関係を保っていきたいものです。

今回の記事を制作する過程で、

  • 有料テーマ / 有料プラグインとどう接していくか?
  • プラグイン開発等をどのようにマネタイズしていくべきか(海外では盛んにおこなわれているとのこと)
  • WordPressと今後どのように開発者は関わっていくべきか

というようなトピックスもでました。この辺りはまた近々記事にしたいと考えております。
コメント協力頂いた皆様ありがとうございました!!

そして、まだまだ日本にも世界にも多くの開発者や翻訳者などなどおられるはずなので、もしよければ、コメントやつぶやき等いただければとおもいます。見つけ次第順次、更新予定です。

よろしくお願いいたします!!

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著者情報

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WPD-Purple
30代半ば ディレクター兼デザイナー