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・・・・・・・・・・・はっ!?
失礼しました、WP−Dクリアです。
染谷センセーの「ブログ飯」がやっとAmazonから届いてすっかり読みふけってしましました。
(誰だ!予約したら発売日当日に発送って言ったの!すっかり出遅れたじゃないか)
今回はWordPressとリアルなお見積もりの話
多くの WEB制作会社・WEB系フリーランサーはクライアントのサイトを作ってその制作料金が自らの収益となりますね。
本来、「作業工数に見合った」お金を頂くことが当たり前のはずなのに、いざフタを開けて作業に取りかかると
「作業工数が思ったよりあって、すっかり赤字!!」
なんてことが少なくありません。
そんな訳で、
WordPress及びWEB制作時のちょっとリアルなお見積もり
のお話をしたいと思います。
(まあ、偉そうなこと言って実際自分も作業工数と見合ってないことなんてよくあるんだけど)
WordPress界と深い関わりのある謎のお友達を招集したよ
自分も見積もりの話もしっかりしたいのですが絶賛お仕事ファイヤー中なので今回はWordPress界に深い関わりのある「謎のお友達5名」を召還しましたので、WordPressでのリアルな見積もりの話をして頂きたいと思います
みんな〜、突然招集してすまん!今日はWordPress及びWEB制作に関する見積もりについて熱く語ってもらいたい!
しょうがないな〜!後で何かおごれよ〜!
しゅまぬ!早速なんだけど、サイトのWordPressに限らずサイトのデザイン。及びコーディング費用の見積もりについておしえて!
サイトのデザイン・及びコーディングの見積もりについて
WordPressとは関係なく、デザインとコーディングの費用の概算ってどうやって出すのか教えてください。
まずはWordPressに関わらず、デザインとコーディングの費用の概算ってどうやって出しているのか教えて下さい
ウチはデザイン料○○円、基本コーディング(トップ+テンプレ下層)○○円とある程度パック料金みたいなのが決まってる。
(パック料金は得意先によって微妙に変わる場合があるw)
1ページ単位で、トップとサブで単価かえるくらいかな。
コーディングはページはA4サイズ換算の人もいるし、SXGA単位の人もいるよね。確かにうちも基本パック料金はあるはず。
基本は トップページデザインと、下層ページで決めるのね。
やはりデザインは、サイズ(A4)とか大きさで決めるところも多いですね。
たしかにある程度自分でパック料金を決めてしまうのが後々楽ですね
うん。ホントに基本料金って感じでWeb制作には絶対いるであろう作業やし、決めててもいいなーって思う。
で、テンプレート(というかコーディング)でいくら。
でもこれ、静的なサイトだとデザインに含める場合も多い。
あとは純粋に何ページ作ったか。
共通のスタイル定義で収まらない画像パーツの作成はこっちに。
A4程度を基準に1Pいくらみたいな。
多い・少ないはあるけどそこはグロスで。
コーディングだけのときはだいたい自分基準でトップページ、セカンドページ(CSS設計が必要なもの)、比較的量産できる下層ページ、でわけて考えてる
あとはデザイン見て複雑かどうかとか、jQueryとかどのくらい入るか、とかで追加。もちろんページの長さもだけど。
複雑な地図とかグラフとかの画像作成は別途料金にしてるー
基本コーディングの形にもある程度ひな形があってそれに含まれないようなこったデザインのページになるとそれも別途料金。
あ〜、前に制作会社務めていた時もいくつかひな形用意してあったな〜。たしかにコーディング費用を決める際に一つのガイドラインになるから自分なりの(自社用の)コーディングテンプレートは持っておくといいかもしれない。
基本コーディングにもある程度ひな形があって、それに含まれない場合は別料金。うちもjavascriptのライブラリー使うならそれも別途で細かく見積もりしてる。
jQueryについてはすごく納得。入れたら即終了!ってならないことも多々あるしね。
( ゚д゚)ハッ! jQuery今日やるんだった
みんな〜、そのまま出すのはためらわれるくらいリアルな情報ありがとうw
WP−Dの登板用に聞いたつもりが、私がすっごく参考になってるわ〜
まとめ:コーディング・及びデザインの見積もりについて
みんな〜、ありがとう!今出た意見をざっくりまとめると
・トップ+テンプレ下層でパック料金があるとよい ・コーディングもひな形を用意しておくと、見積もりもし易い ・A4程度を基準に1Pいくらみたいな。 ・javascriptなどの設定は別途
こんな感じかな。
WordPressの見積もり
で、ここからは肝心のWordPressでも見積もりについてなんですけど
うちはWordPress基本料金はこのぐらいですよ。
(あくまで制作ベース。これに管理費のせたり、予算に合わせて値引きしたり)
謎のお友達の見積もりひな形
(リアル過ぎるので、金額については伏せておきます)
一番大事なのはエクセルの一番最初にある「サイトの仕様策定」なんやで。
「式」ってなんですか?
仕様が決まらないと、使うプラグインや開発に必要な工数、テンプレート数も決まらないので見積もりできませんよ!
ってことですな。
で、「一式」って一揃えって意味なのね。
「デザイン」や「仕様作成」みたいにある程度の数量(トップと下層ページ)やかかった時間の目安はあっても、ページ単価や人日計算で算出しづらい物に使います。
工数計算ってやっぱし分かりやすいですねー!
で、ちょっとこれヤバそう。。って思うものは全体の価格に●%とかで上乗せしてますw
(どういうのがヤバくて上乗せされているのか知りたい・・)
項目ちゃんと細かく取ってて分かりやすいし、取りこぼしなくていいなぁ。ウチは社長がどんぶり勘定で計算しちゃうのであとで、あわなくなってくることめっちゃあるねん・・・
だから値切られるしあかんよねー。
ウチが取引してるシステム屋さんもこういう見積もりで、値引きしにくいからこういう見積もり大事や・・・
いい雛型やわぁーーー
勉強になりますなぁ(*´ω`*)
私が出すときも基本単価(人日)で計算してるー!
うちも以前はどんぶり勘定でした。
でも、営業マンとかお客さんは機能を追加・削除したらいくらっていうのを気にするので、プラグイン単位で書いていたらこんな事にw
カスタム3兄弟(カスタムフィールド、カスタム投稿タイプ、カスタム分類)
つかうとか、ユーザー限定のコンテンツがいるとか、ユーザー権限いじるとか、その辺は積み増ししていくようにしてあります。
営業マンも、工数・月人の価格感を理解してないとどんぶり勘定になって最終的に赤字になっちゃうね
例えばWordPressのインストールと初期設定なんて2時間もあれば終わるから、一日8時間として0.25人日。
逆に30人日、というのは1人が8時間稼働で30日かかるって計算なんだけど、3人×10日でもOKという計算です。
なるほど、後は自分のところが人日いくらというのを決めておけば、自然とその工数にかかる見積もりが見えて来ますね。
外注で仕様はっきりしないうちに参考に概算おしえてー
ってなってなぁなぁになることがあるので反省している…
そういうときはね。「ざっくりなので概算ですけど、仕様が決まったら増える場合もありますけど良いですか?」って言っておくのだよ。
で、そのときに「例えばページが一個増えたらいくら、テンプレートが増えたらいくら、カスタム投稿タイプが増えたらいくらです」って付け加えておくと、相手も仕様が決まってからどれぐらい増えるか分かりやすいよね。
私も、概算なので仕様確定時には増減しますって注釈つけてるー
私も昔はページ単価だったけど、ページにすると3Pくらいの原稿を1Pにまとめたもの持ってこられて全然採算とれなくなった時期があったので人月計算に移行したー。
その方が作業内容に寄っては置換とかはめっちゃ安くなるし正当な金額にちかいきがする。
カスタム投稿タイプが増えたらいくら とかいいなー
ページが増えるのは分りやすいけど、
カスタマイズはざっくり計算されちゃう
プログラムを時間給で出すと、よく躓いた時に損することがあるから、バッファっていうのを取るんだよね。
(バッファとは、実際の作業日数に少し余裕を持たせてスケジュールを組むこと。多少躓くことを想定してバッファの時間も含めて料金を設定すれば作業工数に対して赤字になるリスクが回避出来る)
みんな〜、リアルすぎる意見どうもありがとう!
(リアル過ぎるので、金額については伏せさせてもらいました)
まとめ:WordPressの見積もりについて
・各工数を細かくリスト化→作業工数を出す→人月・人日で計算 ・概算はあくまで概算。その後正式な見積もり後、料金に変動があることをしっかりクライアントに伝える
WordPress案件を行う時、いつもざっくりまとめて「いくらぐらい」とどんぶり勘定をついしてしまうんだけど、細かく工数を出してその一つ一つの工数に対して見積もりを出してあげれば
「何にいくらかかったか分からない」よりも、「何にいくらかかったのか明瞭」なほうがお互いがハッピーですよね。
今回のまとめ
・どんぶり勘定はあかん!(ダメ!絶対。)
・デザインやコーディングはある程度パック料金を作るといいかもしれない
・Javascript関連は都度
・月人/人日
・作業工数/項目をリスト化し、月人/人日で見積もり計算
こんな感じでどや!
って、お前まとめただけで何にもしてないだろうが!
追記
金額が書いてねーよというコメントがちらほらあったので、便乗して金額付きで見積もりを晒してみましたよっと。
というわけで、
ウェブ制作の見積もりを金額付きで晒してやろうじゃないか!
という記事が投稿されました。合わせてご覧ください。