初めまして xxxxxx と申します。
ご相談なんですが就職経験が無しの、歳が25歳、大学を卒業して今まで歌をやっていました。心機一転社会人として一歩を踏み出そうと、前々から興味があったweb業界に就職したいと思っています。
どちらかと言うと話すのも好きで、この先コミュニケーション能力も鍛えていきたいとも思っており、web制作などSEO対策、ユーザの動向にも興味があります。制作に関するスキルはまだ0に等しいぐらいです。
色々情報を仕入れると、スクールよりアルバイトでも良いから実務経験を積んだ方が良いって事だったんですが本当の所どうなのでしょうか?? 以前(未経験ok!webデザイナー)のアルバイトの面接も3社程受け即戦力を求められ落ちてしまいました。やはり、独学でそれなりに基礎を学んでから望んだほうが良いのでしょうか??よろしくお願いします。
WP-D Purpleことメガネこと大串です。人生相談にお便りいただきました。丁度就職活動の時期ですし、何かしらの参考になれば良いなと思います。
以下メンバーの回答
独学で学ぼう派
その1
ウェブ関連は独学でそれなりのスキルを身につけて応募する人が多いので、アルバイトとはいえ本当にスキルが無いとまず難しいのではないかと思います。
独学でそれなりに基礎を学びましょう(=w=;
その2
サイトを1個でもいいから作ってから応募してはどうでしょう。
25歳だと第二新卒枠もありそうだけど、その枠で入社するとまず制作スキルは身につかないように思われる。
その3
サイトを取り敢えず作るのはいいですね。ブログとか仮想コーポレートサイトとか、自分のポートフォリオサイトとか、作ってみるのがいいと思います。
その4
歌仲間のサイトをいくつか作ってみてはどうでしょう?
高度な事が出来なくても基礎的な用語などは理解できるようになるかと。
歌をやってて、作詞とかもしてたなら文章書くのが得意かもしれないので、文章で勝負するとか。
知り合いづたいでも何でも良いので制作会社を見学させてもらうとか。
その5
「独学でそれなりに基礎を学んでから望んだほうが良い」のかどうかでいうと、学んだ方が最初受かる可能性は上がるとは思います。ただ独学で即戦力レベルになるのには時間がかかりすぎると思うので、「今独学で勉強をしてる途中です」という感じでポートフォリオあたり作って(それが作れる程度までは頑張って)、あとは現場に飛び込んで頑張っていくのがいいのではないかな~と思います。
その6
自分でサイトかサービスを作ってそれをポートフォリオとして就職するならすれば良いし独立してマネタイズするならそれでも良いし、という感じではないでしょうか。
人の話を聞いてみよう派
その1
とりあえずスキルが無いならウェブ系の勉強会にいろいろ参加してみてはどうでしょうか?そうすればいろんな人と知りあえて直接いろんなアドバイスが貰えると思います。
スクールも悪くないかも派
その1
金に余裕あるならスクール行けば昔と違っていろいろ教えてもらえるから早いでしょーけど、お金ないなら本読んで作ってみるしかないですなー。
いやいや0は厳しいと思うよ派
その1
業界が成熟するとトレーニングのための体制やそれこそ教育産業そのものが育つようになるので、昔からのオジサンと今の若いもんを比べたら技術的には若いもんのほうが洗練されているのは間違いないです。
でも社会人の能力ってのはそれだけでは計れないわけで、混沌とした中で産業構造そのものを作ったり、正解のない中で仕事の進め方を開拓したオジサンたちにはその経験という強みがあるわけです。
それぞれ武器にできるものが違うわけです。
振り返ってこの相談者には経験も技術もないとなると、社会人として活かせるそれ以外のスキルがないとなかなか厳しいのではないかなぁとオジサンは思います。
ここから更に問題提起
自分は、趣味のサイト1サイト作ったことがあるくらいで飛び込んだんですが、この業界もまだ若かったので可能だったのかなぁと思っています。最近は最低限求められるレベルもかなり上がってるような気がしますがどうでしょう?
最近は最低限求められるレベルもかなり上がってる
あるよねー。今一緒にやってる20代半ばの人たちは今の私よりも出来る部分が多い。
即戦力は求めますよねぇやっぱり。余裕の無い制作会社が求める即戦力って、それこそ実務経験3年以上とかだよね。
もし私が社長だとすると、まだ零細も零細ですから、出来る人でないと困りますね。全く出来ないとすると、コーダーやデザイナーとしての採用は無理でしょうし、期待できないので、たとえば営業とかディレクター見習いとか、保守と運用コンサル面とかの方に入ってもらうかな。
でもそういう役割って小さい会社では大抵だれかが兼任してたり、純粋な請負の会社だとあまり仕事として無かったりするから、割りと大手さんで「新卒に近い人でもやる気があればトレーニングもやるよ。」という会社に面接に行くほうがいいとおもいます。
実際、そういう大手さんであれば、面接に来る人も多いだろうし、「営業してました!webはよくわかりません。」というような人も面接に来ているだろうから、そんな時に「出来ないなりにポートフォリオページを作ってきました」といえることは相当な強みになるんじゃないかな。
技術がない以上、営業かディレクションか、とにかく人当たりの良さも重要だから、その属性を自分で持っているかどうかを判断する必要ありかと。技術もない、対人能力も人より劣ってるでは採用されないよね
そこなんですよね。言ってることは、ディレクター志望っぽいんだけど、ディレクター志望で社会人経験ゼロは使いづらい感じが出ちゃってる気がする。でも、なぜWeb業界に興味があるんだろうか。その理由次第では採用されると思う。25歳からでもできそう、という理由だったら、それは無理だと思う
社員数一桁っていうのは、会社的には「甲斐性なし」の部類に入るので、そんなところにいかずに、50人ぐらいいるところを受けてはどうでしょう。
「誰でもいいから人がほしい」という会社(あるいは状況)は存在するので、そこに突っ込む。あとは頑張る。
僕の知ってる人が死ぬほどできないんだけど、「某大手のクリエイティブな制作会社」に潜り込んで3ヶ月でクビになったので、そこで踏ん張るイメージですね。
人数大きいところを受けた方が良いと言うのは同意ですね。
そうだね、小さい会社だとトレーニングの時間も余裕もないからね
Web業界で何したいかを明確にできると少しは道が見えて来る気がします。
SEOにユーザの動向にコミュニケーションに・・・と興味を挙げつついざ即戦力じゃないため落ちたというアルバイトは「Webデザイナー」募集です。
現時点で「全般的にWeb制作が出来るようになりたい」だけなら色々齧るのもとても良いと思うのですが、「社会人(仕事)として雇われたい」ならどんなことができるとどんなWeb業界の職に就ける可能性があるのかもっと考えるべきです。
ここ数年で似たような立場の子達をインターンや見習いとして受け入れたことありますが、どうやったら仕事に貢献できるかを意識しながら結果的に力が足りず勉強を頑張る人と、
仕事に貢献できないかもしれないけど勉強しながらお金もらえるし初心者okのところなんだからそれでもいいはずとか思っちゃう人の、差は歴然と出ますね。
まとめ
というわけで一旦、大串がまとめます。
冷静に考えると、やはり0からだとハードルはそれなりにあるなと感じました。ただ、アルバイトを落ちてしまったとのことですが、採用面接を受けたことも、ここに質問したことも、それぞれアクションをひとつ起こせたということなので、この「アクションを起こす事」を継続させながら、なるべく他の人の意見も取り入れていくと、いいのではないかなとおもいます。
みなさんはどう思われますか? いろんな意見が聞けると嬉しいです。TwitterやFacebook、はてブなどでコメントおまちしておりますー
以上WP−Dの人生相談でした。よい未来が開けますように。
2015/05/13追記
プライム・ストラテジー株式会社代表の中村 けん牛さんにも同質問に答えていただきました。ので追記です。
プライム・ストラテジー株式会社代表の中村 けん牛さんの回答
結論は「どちらでも良い」です。
スクールで学ぼうがアルバイトで実務経験を積もうが、正直、実務で必要とされる知識やスキルにはなりません。この仕事で食っていくと決めたら、それに必要な知識やスキルを愚直に勉強し続ける必要があります。
その勉強のやり方は技術書を読んで理解することです。それも原理原則が体系的に理解できるものを読むことです。具体的にはオライリーやそれに類する書籍です。
動画を見たり、手を動かしたり、検索したWebページを読んだり、ティップスが書かれている書籍を読んだり、最新の技術や手法を学んだり、セミナーに参加したりするより、難しいけれど、原理原則が書いてある書籍を調べながらでもしっかり読んで、その技術がどのような考え方や体系になっているのかを理解することの方が数倍力が付きます。これを習慣にして、2年続けてください。
私は自分の会社だけでも、100人以上の技術者、制作者を見てきましたが、後者の人材の方が圧倒しています。事実、私たちのチーフエンジニアは後者のやり方を愚直に2年続けた人間です。彼は、通勤時間も風呂の中でも、昼休みも土日もいつも片手にオライリーを持っていました。彼は入門から2年でチーフエンジニアにまでなりました。
いろいろ思い悩むより、上記のように学習し続ける習慣をぜひ身につけてください。
ということだそうです。2年間オライリーでみっちり学習し続けることが、実力をつける秘訣のとのことです。中村社長コメントありがとうございました。