ウェブサイト改善コンサルティングのはじまりは会議室ではなく居酒屋から

2013.05.13 | 制作あるある | 相談

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ponshu

はじめまして、DarkRed です。今月から、WP-Dに参加させていただきました。普段は、ビジネスモデルやチームを作る、再構築するより上流のコンサルティングからシステム開発のコンサルティング、ウェブサイトのディレション・制作を行っております。

クライアントの成功事例（まぁ、平たく言うと自慢話です）とその裏話などを書いていければと思います。よろしくお願いいたします。私のところに来るお話・ご相談というのは、

「サイトのアクセス増やしたいんだけど、どうしたらよい？」
「儲かるようにしたいんだけど、何したらいいの？」

という、非常にざっくりしたものが全てです。ウェブサイトを改善するだけでなく、事業やサービスを再設計することや、チームを再構成することも多々あります。「プログラムのここにボトルネックがあるので、この仕様をこう変えて欲しい」なんて具体的なお話は来たことがありません。

今回の事例(クライアントの許可を得ていますので具体的なサイト名を公開することもできますが、それは追々リクエストがあれば。)も典型的な始まりでした。友人からの電話で神保町の居酒屋に呼び出された私は「サイトのアクセスが少ないんだけど、どうしたら増える？」というよくある質問を受けたのです。

ざっくりしたお話というのはオフィスの会議室で始まることは少なく、食事をしながらとかお酒を飲みながら始まることが多々あります。飲み屋さんでノートPC広げてサイトを確認するなんてしょっちゅうです。もちろん、この時点では100%お金は発生しません。
クライアントの方の話を聞いてみたところ以下の様な感じでした。

クライアントの話まとめ

現状：人員2名で毎日3記事の更新を行っているが月間のページビューが30万PVしかない。
費用：システムの管理を行っている会社には膨大な額の運用費を支払っている。
感想：PVが少なすぎる！もっとあって良いはずだ。
でも、どうしたら良いかが分からない

そこで、後日オフィスに伺い、現状調査をさせていただきました。

現状調査にて行った内容

実務作業を行っている更新担当者の方へのヒアリング
アクセスログの閲覧

現状調査にて見えてきたこと

利用しているCMSの使い勝手が悪いことが更新作業の効率を落としている
コンテンツを追加する際にCMSを使えずHTMLで制作するなど本末転倒が起こっている
検索エンジンへのインデックス数が少ない
CMS(Contents Management System)の運用費用が高すぎる。初期費用のほうも凄い額でした！

という問題点が把握できました。どうやら問題は、利用しているCMSにありそうだということが分かってきました。とすると解決策は2通りです。

想定される解決策

現状のCMSを改善・改良する
CMSを移行する

そこで、まず「1：現状のCMSを改善・改良する」場合の、できることとできないこと、費用と期待できる効果を把握するために、サイトを構築しCMSを管理している会社さんを呼んでミーティングを行うことにしました。

そこで我々は驚愕するのです！

それはそれは！！　　おっと、驚愕の事実は、また次回お話しましょう。
どうかお楽しみに。
つづく…

第一回目の今回のまとめ

コンサルティングはざっくりした話を飲み屋さんですることから始まることが多い

手順は以下のように進む

現状の把握＝問題点・ボトルネックの把握

理想の把握

理想と現状のギャップの共有

解決策、改善策の決定

実行

お金の話は大体最後

ノウハウをしゃべって、仕事の依頼とならないことも多々あり