WordPress 3.6 は「コンテンツ編集」に焦点。次期バージョンのロードマップ

2013.01.30 | 覚えておきたい
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おまえの記事の書き出しはつまらんとつっこまれました、ベージュです。それでは、今回も淡々と参りましょう。

WordPress.com VIP ブログにて、次期バージョン WordPress 3.6 の変更点をまとめた記事が公開されていました。make.wordpress.org でも現在の状況はオープンに議論中ですが、全体を理解するまとめとしてちょうどいい量だったのでこの記事を翻訳してご紹介します(転載については了承済み)。

WordPress.com VIP ブログ


春にリリース予定の WordPress 3.6 には、すてきな機能がいくつか含まれることになっています。

ここに、新バージョンのロードマップをご紹介します。ただし、以下に挙げた内容はあくまで現在開発中の機能であり暫定的なものですのでご注意ください。

バージョン 3.6 の概要

WordPress 3.6 は編集ワークフロー、履歴、自動保存、編集、そして投稿フォーマットなど、「コンテンツの編集」にフォーカスしたアップグレードになる予定です。

変更点

自動保存

3.6 でのゴールは、ユーザーが絶対に投稿内容を失うことがないようにすることです。投稿内容が消えてしまう理由は色々あります。例えば、期限切れ Cookie、接続の切断、意図しない操作による画面遷移、保存時のプラグイン・コアエラー、ブラウザや OS のクラッシュ、猫がキーボード上を歩く、子供がキーボードによだれを垂らす、などなど。この問題の解決のためには、ブラウザのローカルストレージへの自動保存や、ログイン期限切れの警告などが検討されています。さらにコアチームは、他のユーザーによる上書きを防ぐ投稿ロック機能も調査中です。

編集フロー

3.6 に新しく追加される機能として、カスタム投稿ステータスがあります。これは例えば「提案」「担当決定」「進行中」 といったカスタムステータスを追加できるようにするものです。また、 下書き履歴という機能も開発中です。これは、公開済みの投稿を下書きとして編集し、元の投稿を上書きすることなく保存できるようにするものです。現在これらの利用事例を募集中で、どういった状況で使われるのか研究しています。

履歴

履歴ツールに対し、ちょっとしたアップデートが行われる予定です。バグ修正、UI 改善、そして各履歴で追加・削除された内容に対する視覚的表示が検討されています。

投稿フォーマット

投稿フォーマットに対する 3.6 での大きな変更点は、管理画面の UI に関するものです。現在、各投稿フォーマット(チャット、引用、リンク、画像、動画)についてのワイヤフレームのアイディアを募集中です。我々 VIP のパートナーである 10upHelen Hou-Sandi がこの機能にリードとして貢献しており、Range の Pete Mall がバックアップとしてついています。

カスタムメニュー

3.6 での主なフォーカスは、カスタムメニューのUI 改善です。この点は、多くのユーザーがわかりづらいと考えているようです。開発状況はこのチケットでフォローできます。

もっと詳しい情報を探すには?

まだ「Make WordPress Core」をよく知らない方は、このブログを見ると良いでしょう。WordPress のオープンソース開発の記録を残すブログであり、開発に関する議論のホームベースとなっています。

開発に貢献したいのですが。

WordPress をもっと良くするために協力したい方は、コア貢献者ハンドブックを読むか、週次の開発者チャットに参加してください。


いかがでしたか?個人的には、編集フロー関連で「下書き履歴」機能がとても気になっています。まだまだ開発初期段階で変更もかなりあるとは思いますが、ユーザーがより安定した環境でコンテンツ執筆に注力できるようなアップグレードが楽しみですね。