初めまして、WP-Dクリアです。透明です。オレンジさんが命名してくれました。
WordPressをデザートに、CakePHPでWEBシステムを作ったり、サーバー関係もやってます。
ところでクリスマスは今日が本番
サンタさんは25日の夜にプレゼントを持ってきて、26日の朝 子供達は自分のプレゼントを靴下から発掘するわけです。
だから
今朝プレゼントが無かったからってがっかりしない!
今夜こそリベンジよ!
そんなわけで、クリアー最初のネタはクリスマスにぴったり(!?)な『プログラマー35歳定年説』をじっくり考えてみたいと思います!
35歳定年説はある意味本当
クリスマスにいきなり暗い話題を持ってくるな!
え?でもどうせクリスマスも仕事でしょ?
今更ですが、プログラマー35歳定年説とは
プログラミング技術は進歩が激しく、技術の陳腐化も著しいため、常に新しい技術に目を向け習得していくバイタリティや、場合によっては永年の努力によって培ってきた技術を捨て去る柔軟性が必要である。また、年功序列的賃金体系のもとでは、高年齢のプログラマはコストが高すぎると考える企業がある(特にプログラミングを単純作業と考える企業に多い)。俗にIT土方とも呼ばれデスマーチとなった場合は徹夜が続いたり体力が必要となってくる。そのため、プログラマとしての限界は30~35歳前後であるという説が存在した。これは「プログラマ35(30)歳定年説」と呼ばれる。現在では経験豊かなプログラマにも一定の需要があり、プログラマ定年説はもはや過去のものとなっているが、コストの観点からは、一定年齢に至ったプログラマに、より単価の高いシステムエンジニアや営業へ転向がすすめられることがある
ざっくりまとめると35歳定年説と呼ばれる要因は以下のようになります。
- 35歳になると体力面での衰え
- 35歳になると新しい技術習得への意欲が薄れる
- 管理職業務や他業種への転向
現役バリバリの30代目前のクリアですが 体力面と技術習得意欲の低迷については真っ向から反対します。
体力面での衰え
私はとある企業のWEBスタッフ10名ほどのうち、唯一のプログラマーですが、そもそもプログラマーになってから徹夜や体力勝負の仕事を経験したことがありません。
プログラマーも経験を積めば積むほど 過去に書いたソースコードを改良したり、なんだったらDBもコピーしてフィールド名だけさらっと変えてしまえばものの3日ほどでポータルサイトのシステムが作れて 後はデバックしていきます。
ソフトウェア系だとまた事情も違うかもしれませんが、デバック・テストは分担して行うのでこの点でも体力で勝負したことがありません。
むしろ座りっぱなしの運動不足による体力の衰えのほうが著しいです・・
技術習得意欲の低迷
これに関しては誰がそんなことを言っているのか、と。
何らかのプログラム系の勉強会に参加するとほとんどが私より年上の30代の意欲的な方ばかりに圧倒されることが多いです。
そもそも 新しい技術を覚えることに意欲の無い人間はプログラマーにすらなっていないと思うのですが・・・
管理職業務や他業種への転向
年齢、というよりプログラマーとして経験年数を積むと、自然に下流工程でガリガリプログラムを書くことよりもプロジェクトの進捗を管理したり、設計がメインになり 自然とSE業務に転向したり 会社によっては営業に回されることもあります。
(某有名グループウェアの営業マンさんは現役プログラマーでした)
ですから、プログラマーが30~35歳くらいになったら自然と人を管理する側になってプログムを書く機会が減り プログラマーを辞めるというより上流工程への転向することが望ましいとされているわけですね。(上流工程のほうが給料高いですし)
でもちょっと待って!全員が管理職になれるわけでは・・・
体力面と意欲については世間で誤解が多いとしても、
3番目の上流工程への転向についてはおや?と思うはず。
IT系の業種は離職率が高いですから、同じ会社で何年か勤めた後は上流工程・管理職になれる可能性はあるといえばあるでしょうが、全員がなれるわけではありません。
管理職という企業のピラミッド構造からこぼれ落ちてしまった下流工程のプログラマーは35歳ではさすがに肩たたきは無いでしょうが、40代ごろから往々にしてあるようです。
クリアもプログラマーの求人募集に何度も関わったのですが、応募者の4割くらいが40代以降占めており、これが35歳定年と呼ばれるものなのかな・・と悲しい現実を見ます。
以下は私の経験上のプログラマーの応募統計
- 外人・・・3~4割(ちなみに比率は中国人・インド人・アジア系が多いよ!)
- 40~50代・・・3~4割
- その他・・・2~3割
ちょっと違う35歳定年説を経験しました
私ももうじき勤めている会社とお別れを告げる身です。これも35歳定年説のうちに入るのではないかと思い、私の実例を紹介します。
社内インフラ面整備により仕事の現象
私の場合、とある制作会社の10人ほどのWEBスタッフのうち、たった一人のプログラマーとして仕事をしてきました。
元々社内にプログラマーがいなかったので、『ならば!』ということでWEBデザイナーから独学で猛勉強してサーバーも兼務するプログラマーになりました。プログラマーとして役職も与えられ、中の上くらいのプログラマーになれたかな?と感じてしばらく、徐々にある変化が訪れました。
仕事、無くなりました
自社開発におけるプログラムをしていると、社内環境を整備していくと みんなの業務効率が上がります。
早ければ3日でポータルサイトのシステム作ってしまいます。
似たようなシステムのサイトを立ち上げる際は丸ごとコピーして 変数微調整ですぐサイト公開。過去のソースを流用していけばサイトのシステムはすぐ出来ます。
WEBデザイナーはどんどん忙しくなり、プログラマーは暇になる一方。
この会社プログラマーいらないんじゃないの?
社内環境全て整備すると、最後はプログラマーって会社によっては必要なくなるんじゃないの?・・・
それ以前に暇になり始めたプログラマーと激務のWEBデザイナー。どう考えてもコストバランスが不相応です。
新規事業の参入は縦割りの強い企業だと受け入れに時間がかかる
仕事がないなら作ればいい!
WEB開発が一通り完了したならスマホアプリ事業など プログラマーが出来ることもたくさんあるはず!
そう思ってチャンスを伺うも 規模の大きい会社になればなるほど新規事業の受け入れ態勢に時間がかかり、個人の力ではどうしようも無くなってしまったのです。
しかも縦割り業務が多いため、一度プログラマーになった人間が同じ会社でWEBデザイナーに戻れるはずもなく・・・
日々修正なんかはありますが、修正をチマチマしているところで賃金アップも期待出来ない、やりがいもない、社内プログラマーの限界を30代目前にして目の当たりにしてしまったのです。
しかし、大きな矛盾。IT業界はプログラマー不足が深刻です
30代、もうダメじゃん!
いえいえ、そうではありません。
30代以降のプログラマーは(プログラマーに限らず) やはりキャリアプランを考えるタイミングなのです。
プログラマーの人材不足はけっこう深刻
35歳定年説はずっとささやかれてきたことです。ある意味本当であとはだいたい噂と捉えてもいいでしょう。
会社の受け入れ体制にもよりますが、ひとたびプログラマーの求人募集をかけると半分近くが若い外国人の求職者というのはざらです。
その中で経験豊富な日本人プログラマーが勝つのは難しくないでしょう。
会社の大小にこだわらなければ ITベンチャー企業は50代のプログラマーでも雇うところはいくらでもあります。
プログラマーとして 同じ会社で一生働き続ける・・・ということにこだわらなければ少なくとも無職で苦しむことはあまりないんじゃないかと思います。
(あ、いたらゴメンなさい)
どんな仕事にもキャリアプランを考える時は来るはず
プログラマーに限らず、どんな仕事にも一定のタイミングでキャリアプランを考える時は来るはず。
2年前のコードは古くてもう使えない!
そんなことはざらです。
ザッカーバーグがHTML5ディスったせいで あれ?HTML5でスマホアプリ作ろうとしてたあたしはどうしたらいいの?
え?でもSenchaで高速なFacebookブラウズアプリが出たじゃん!
とか、
昨日の話題は今日になったらもう古いこともあるように 時代の流れに付いていけなくなることも35歳定年説と言われる由縁かもしれません。
時代の流れに逆らっても仕方がないので、
時代の流れに沿ったプログラミングをして、生涯現役のIT戦士スーパープログラマーをクリアは目指したいです。