自分でWebサイトやブログを作って収益化を図る際に参考になる10冊の書籍の紹介

2014.01.06 | 収益化
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あけましておめでとうございます。2014年!
WP-Limeこと、星野邦敏です。

持ち回りで月に1回コンスタントにブログ記事を書いて、
1回目の記事は、2012年8月に、
案件の価格決めをどうしているのよ?
2回目の記事は、2012年9月に、
IT勉強会を自分で主催するメリット・デメリットと、それらを有料or無料で開く判断。
3回目の記事は、2012年10月に、
支払サイト&入金サイトについて考える。
4回目の記事は、2012年11月に、
Twitter Bootstrapを使って短時間でWordPressテーマを作る。
5回目の記事は、2012年12月に、
寡兵(少ない兵力)で負けない戦を展開する方法
まで書いて、
2013年は、なんとWP-Dでは1記事も書いていませんでした。

2013年、主に何をしていたかと言うと、生まれ育った地元の埼玉県さいたま市の大宮駅近くで、コワーキングスペース7Fというコワーキングスペースを作って、それなりに本気で運営していました。
コワーキングスペースの運営を1年間それなりに本気でやってみて思ったこと色々。 | コワーキングスペース7F

もともとIT関連で起業した自分にとって、空間運営は素人でしたが、1年が経って、コワーキングスペース7Fの月間の延べ利用者数は2000人/月を超えて、運営も女性アルバイトスタッフを中心に10人近くになり、安定しました。
2014年は、コワーキングスペースの運営体制も整ったということで、空間を活かした積極的な活動を行っていきたいです。
具体的には、コワーキングスペース7Fという人が集まる空間を持ったことで、7F大学と称して、スクール事業に取り組んだり、月額会員さんも約50人くらいとなったので、それぞれの仕事や得意なことを明示化してよりマッチングや創発的な交流ができるようにしたり、取り組んでいきたいと考えています。

2013年、コワーキングスペース運営の他は、従来からの業務である、自社サイトやサービスを作って運営したり、WordPressの制作案件を請けたり、WordPress関連を中心に書籍執筆をしたり雑誌に寄稿したり講演したりしていました。

WP-Dとしても書籍が2冊出版されましたね。WPD-Purpleこと大串さんが鹿児島でのWordPressイベント「WordVolcano」の後にWP-Dを始めるから皆やろうよ的なことを言ってから、約1年半が経っていて、早いなぁと思いました。

WP-D監修としてWP-Dメンバーで執筆した書籍

さて、2014年、IT事業とコワーキングスペース運営事業という2つの事業に取り組むとなったことで、結果的にスタッフ数が増えたので、もともとの本業のIT側へリソースを投入できるようにして、親和性のあるように取り組みたいです。

例えば、組織体制としてどこまで機能するか試してみたいと思っているのですが、IT側のスタッフがWordPressで作ったWebサイトやWebサービスに、コワーキングスペース運営側のスタッフがコンテンツを入力していく、とかです。
具体例としては、一例ですが、温泉のポータルサイトを作って枠組みのシステムやデザインはWordPressでIT側スタッフが行って、温泉地一覧リスト作成や記事などのコンテンツ部分はコワーキングスペース運営側スタッフが行う、などでしょうか。
この事例での収益化は、例えば、まずは気軽なところから、じゃらん等の旅行系アフィリエイトを多く取り扱っているバリューコマースなどのASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と提携しつつ、楽天アフィリエイト経由で楽天トラベルなども扱い、WordPressで枠組みを作った上でコンテンツを入力していきつつ、WebAPIと連携して、アフィリエイト報酬を目指しつつ、Google AdSenseによるクリック報酬型広告も取り入れて、その後PVが増えてきてさらに頑張れるようならバナー広告やタイアップ記事広告などを目指し、さらに技術的な余力があるなら作ったWebサイトをAPI化してアプリも出して連携などでしょうか。

このようなことを考えるにあたって、会社としては、スタッフが行動することで直接的に収益を生んだり、間接的・長期的にでも収益を生むことに繋がる必要があると思うので、マネタイズ(=無料でWebサイトやWebサービスやアプリを公開して収益化を図ること)の方法なども考えていかないといけないと思うのですが、その時に参考になる10冊の書籍をリストアップしました。
コワーキングスペース運営側スタッフは、必ずしもIT側の人ばかりではないのですが、自分でホームページが作れるようになったり、それとなくでも収益化手段を知っておくことは、せっかく一緒に空間運営をしているので、スタッフ個々人のその後の何かの時の選択肢の幅が広がるスキルの一つになれば良いなと思います。

以前のブログ記事に書いたことがあるのですが、
WordCamp Tokyo 2011に参加すると、きっとある良いこと。 | WordPress(ワードプレス)コミュニティ
私は、2004年に趣味でWeb制作を始めて、その時に運営していた複数のWebサイトの広告収益が偶然に増えて、2006年に個人事業主登録、2008年に法人化しているので、紹介している本は、自分が今までに読んで参考になった本や、その後に知り合って長期的に生き残っている人達の本などですので、自分が読んでいない本で良い本もあるかもしれません。

新年になって、ブログ記事を毎日書こうという目標を作ったり、収益の生むWebサイトやWebサービスやアプリを作る目標を立てた人もいると思います。私も改めて2014年、まずはインプットが増えないとアウトプットも増えないと思いますので、その上で組織的に取り組んでいけたらいいなと思います。

それでは、私が個人的に思う、自分でWebサイトやブログを作って収益化を図る際に参考になる10冊の書籍の紹介です。

自分でWebサイトやブログを作って収益化を図る際に参考になる10冊の書籍の紹介

アフィリエイトのような成果報酬型広告について学ぶ

アフィリエイトは、自社の商品が売れた分だけ報酬を支払ったり、資料請求があった分だけ報酬を支払うという形で、何かのアクションに対して報酬を支払うという、成果報酬型広告モデルです。
従って、広告主としては、テレビCMや電車のつり革広告のようなブランディング効果は少ないかもしれませんが、テレビCMや電車のつり革広告の広告費用が成果の測定が難しい固定費である一方で、アフィリエイトのような成果報酬型広告は売れた分だけ支払えば良いという変動費の販売促進費として捉えることができるはずです。

ビジネスモデルとしては、まともなはずなのに、日本では「アフィリエイト」と聞くと、良い印象を持たない人も多いと思います。それは、それだけ国民生活センターや消費生活センターにトラブルや被害が報告されてマスメディアにもたまに取り上げられていることも理由の一つだと思います。
これらの印象の改善は、個人的には、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)が、しっかりと対応すれば解決できる気もするのですが、そうなっていない現状も感じます。

そういった現状の中で、あびるさんの本は、アフィリエイト業界の現状の課題を知りつつ、これから始める人がイメージを持つのに良い本だと思いました。

特に、先月出版された「マンガでわかるアフィリエイト」では、
・ブログを作って記事を書いて収益になるイメージと、
・WebAPIなどを使ってWebサービスを作って収益になるイメージの、
両方がマンガで載っているので、これから始める人には良いかなと思いました。

「本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ」は、出版年度が2010年ということで、例えばスマートフォン対応の内容よりはガラケー対応の内容になっていたりと一部情報更新が必要な部分もありますが、根幹は変わらないと思います。

短期的に、アフィリエイトで稼いでいます、という人ではなくて、環境の変化が激しいインターネットの中で10年近くと長期的に残っている人の書いた本なので、これから始めようと思っている人は、「マンガでわかるアフィリエイト」だけでも読むと参考になるかと思います。

あびるさんとは、日本アフィリエイト協議会でも、理事と監査役ということで顔を合わせる機会もあって、本も読ませていただきました。
日本アフィリエイト協議会とは | 日本アフィリエイト協議会

なお、自分でWebサイトやWebサービスやアプリを作ったとして、収益化するマネタイズ方法は、アフィリエイトのような成果報酬型広告だけではありません。
その他にも、
・Google AdSenseのようなクリック報酬型広告
・PVが多かったりニッチなサイトだと企業から声の掛かる機会の多い、1カ月バナー掲載で10万円のような純広告
・企業や代理店から直接打診を受けて、商品やサービスなどのタイアップ記事を書くことで1記事10万円のような形で得られる、コンテンツ広告
・Google PlayやiTunesなどのプラットフォームに自分のアプリやサービスを出すことによるマネタイズ
・自社サービスの一部を有料化することによるマネタイズ
など、色々とあると思います。

あびるさんの本は、アフィリエイトに特化した本なので、それらマネタイズ方法については、他の本やサイトやブログを参考にしたり、イベントや勉強会に参加したりすると、インプットが増えて、結果、アウトプットの量も増えると思います。

あびるさんの本の最後に、

多くのウェブ制作のプロがアフィリエイターを「下」に見ているようですが、「稼ぐサイトの1つも作れないで何がプロやねん」というのが私の考えです。

と書かれています。
私は、もともと自分のWebサイト運営から起業に至ったので、いわゆるWebサイトを請負制作をしている人で自分のWebサイトを持っていない人が多い、ということに、初め驚かされました。また、自分のWebサイトもブログも持っていないのにIT関係のコンサルをしている人とかもいて、初めとても驚きました。
この点で、Web制作やインターネット回りのコンサルティングを生業にしている人がアフィリエイト業界に参入すれば成功しやすいと思うのですが、請負で制作業もしつつ、自分で収益となるWebサイトやサービスの運営もしている人は、少ないように思います。個人的には、もったいないなと思いつつ、請負制作側の人達に話してもピンと来ていそうな人は少ないように感じていまして、そうであるうちは、私は安泰だなと思ったりしています。

Google AdSenseのようなクリック報酬型広告について学ぶ

さきほどのアフィリエイトが、自社の商品が売れた分だけ報酬を支払ったり、資料請求があった分だけ報酬を支払うという形で、何かのアクションに対して報酬を支払うという、成果報酬型広告モデルに対して、Google AdSenseは1クリックいくらという形のクリック報酬型広告です。
Google AdSense へようこそ ~関連した広告でサイトに収益を~

WPD-Goldこと染谷さんが、
Google AdSenseだけで家族を養ってきた僕が、今までやってきたブログ運営術をガチで解説するよ | WP-D
で具体的な方法も書いていますが、
「増補改訂版 グーグル・アドセンスの歩き方」は、方法論というよりは、申込方法から、具体的なサイト事例などまで触れられていますので、イメージを持つための、これからGoogle AdSenseを始める人には良いかなと思います。

その他にも、Web上にはGoogleが公式でまとめたAdSenseヘルプで成功事例となる参考サイトへのインタビュー記事が具体的に紹介されていますので、併せて読むと参考になると思います。

また、最近は、情報交換のコミュニティとして、Googleが公式に行っている、
Google AdSense部 – Google+
もあるのでオンラインでの情報交換もしやすいですし、
AdSense Japan コミュニティ
など情報も公開されていますので、取り組むための信頼できる情報はWeb上にも増えていると思います。

WPD-Goldこと染谷さんが、
Google AdSenseだけで家族を養ってきた僕が、今までやってきたブログ運営術をガチで解説するよ | WP-D
の最後に書いていますが、
「増補改訂版 グーグル・アドセンスの歩き方」は、先日、7F大学で行われた、
「Googleの担当者に聞く「Google AdSense」を使って自分のブログやWebサイトの収益化を図ろう!」報告レポート – 7F大学
でも取り上げられていたので、(ほぼ)公認と思われるGoogle AdSesneの書籍なのかなと思います。

発売年度が2011年と少し古いので、その後に新しい広告ユニットができていたり管理画面のUIが変わっていたり情報の更新が必要ですが、Google AdSenseのような1クリックいくらという形のクリック報酬型広告を知るには、参考サイトとともに、この本をオススメしておきます。

ブログ運営と、ブロガーとしてのマネタイズ方法について学ぶ

アフィリエイトのような成果報酬型広告や、Google AdSenseのようなクリック報酬型広告の仕組みを知った上で、ブロガーとして収益を得るイメージとして、WPD-Goldこと染谷さんの著書で、いわゆるブログを書いて生活するに至った過程について触れられている本です。
染谷さんとは、この本を出す前や、WP-Dを始める以前からの知り合いですが、当時口頭で話していたことが本になっていました。
WPD-Goldこと染谷さんの事例は、「Google AdSense 成功事例」にも掲載されています。
Android 携帯の購入体験記が、1 日 平均 2 〜 3 万ページビューを集める人気サイトに! DFP スタンダードを使って、アフィリエイト広告と AdSense の表示頻度を最適化し さらに収益力を高めています – Xperia 非公式マニュアル

[N]ネタフルというブログを書かれているコグレマサトさんと、和洋風KAIというブログを書かれているするぷさんの共著です。

私は、するぷさんとは面識は無いのですが、コグレマサトさんとは同じ埼玉県さいたま市在住ということで、コワーキングスペース7F「LINEビジネス成功術・出版記念セミナー 〜初めてのLINE&LINE@」を開いていただいたりもしました。
[N] 大宮で開催!「LINEビジネス成功術・出版記念セミナー 〜初めてのLINE&LINE@」

ブログからの収入で生活している、いわゆる「プロ・ブロガー」のテクニックやTipsが書かれている本です。
抽象的なイメージではなく、ブログ運営の具体的な方法論やプロ・ブロガーとして成り立っている心構えのようなものを感じ取れる2冊です。

Kindleで調べてみたら「合本」として2冊セットでKindleでまとめ買いすると割安になっていました。同じ出版社だとこういうこともできるようになったのですね。

WordPressを使ってWebサイトやブログを実際に作ることについて学ぶ

収益化のイメージを持ったとしても、実際に自分のWebサイトやブログを持っていないと行動できないと思います。
フリーのブログサービスもたくさんありますが、今から始めるとしたら、独自ドメインを取得してレンタルサーバーを借りてWordPressをインストールして運営するのが良いのではないでしょうか。
なぜなら、独自ドメインで運営すればサーバー移転などもできますし、自分でレンタルサーバーを借りればフリーのブログサービスのようなASPサービスと異なり、自分が意図しない広告が入ることもないからです。WordPressを勧めるのは、オープンソースなので無償で始められますし、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の中で導入数が一番多く、かつ、日本語の情報もおそらく一番多いので運用後に技術面やノウハウについても調べやすいCMSだからです。

私が関わった本で恐縮なのですが、「いちばんやさしい WordPress の教本 人気講師が教える本格Webサイトの作り方」は、WordPressの管理画面からWebサイトやブログを作ることに特化しており、プログラム知識が無くても、HTMLやCSSの知識が無くても、読み進めてサイトを作ることができます。
WordPressに関して知識や経験がある人には物足りないと思いますが、これからWordPressに触れる人の最初の1冊としてはオススメです。

なお、WordPressのカスタマイズについてある程度把握した上でもう1冊読みたいという中上級者向けには、WP-Dのメンバーの共著の「現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド」が最新技術などにも書かれていますので、オススメしておきます。

Webサービスの作り方と、Webサービスのマネタイズ方法について学ぶ

ボケて(bokete): 写真で一言ボケるウェブサービスの開発などをされている、ゆーすけべーさんこと、和田裕介さんの本です。
私は、「熱血!AdSense部の春学期」の講師としてGoogle日本法人に行った時に、
「熱血!AdSense 部」ラーニングセンター – AdSense ヘルプ
和田さんとLINE株式会社の木原さんと私の3人のパネルディスカッションで登壇した時に、一度だけお会いしたことがあるだけではあるのですが、「Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ」は以前に読んでいて、Webサービス開発の準備から企画・設計・運用、リスク対応なども書かれていて参考になりました。
掲載されているプログラム言語がPerlで、私はPHP中心なので、ソースコードは流し見をしてしまったのですが、これから何かのWebサービスを作りたい思考を得るにはオススメの本だと思いました。

前述のあびるさんの本「マンガでわかるアフィリエイト」で、
・ブログを作って記事を書いて収益になるイメージと、
・WebAPIなどを使ってWebサービスを作って収益になるイメージの、
2つがあるとするならば、Webサービスを作って収益になるイメージの方法です。

実際にWebサービスを作るとなると、プログラムの勉強などが必要になります。その知識がまだ無くて身に付けてからサービスを作ることを計画すると、結局はいつまでもスタートできない、ということも考えられます。
こちらも私が関わった本で恐縮なのですが、「WordPressプラグイン & WebAPI 活用ガイドブック」は、様々な種類のWebAPIを事例に出して、具体的にどう実装するかについてサンプルソースコードを含めて書いています。様々な種類のWebAPIが公開されていることもイメージできると思いますし、Webサービスのアイデアにもなるかと思います。
191ページには、アフィリエイトとの連携方法についても書いていて、WebAPIを使ったWebサービスをアフィリエイトリンクと連携させる方法についても書いています。
実はこの本、「WordPress」+「WebAPI」という両方に興味のある人のみが対象という、分野がニッチすぎて、私が今まで執筆に関わった5冊の書籍のうちで最も売れていないっぽいのですが、この分野について知りたい人には特化した本なので高い評価を見聞きする本でもあります。
プログラムに関する知識は無いけれど、何かWebサービスをまずは作ってみたい、という人にオススメの1冊です。

SEO(検索エンジン最適化)について学ぶ

発売年度が2003年と10年近く前なので、掲載されている情報は古過ぎて、今ではほとんどの情報がまったく参考にならないと思いますので、今読むとしたらオススメはしませんが、自分の人生を変えた本なので、紹介だけしておきます。

SEO(検索エンジン最適化)とは、検索エンジンで検索した際に、自分のWebサイトやブログが上位表示される施策のことです。

例えば、GoogleやYahooで「コワーキングスペース」と検索すると、今ではオフィスの一部を開放しているようなコワーキングスペースも含めれば250箇所以上あるらしいコワーキングスペースの中で、弊社が運営するコワーキングスペース7FのWebサイトが1ページ目の上位に来ていると思います。(2014年1月5日現在)(Googleアカウントにログインしていることによるパーソナライズド検索を無効にしてデフォルトの状態での検索結果です。)
コワーキングスペース – Google 検索

皆さんも経験があると思いますが、検索キーワードを入力して何かの情報を探す時に、例えば、検索結果の100件目まではよほどでないと見ないと思います。せめて20件目まででしょうか。こういった時、検索エンジンで上位表示されている方が、上位表示されていないよりは、自分の作ったWebサイトやブログを見てもらいやすくなり、自分のモチベーションにも繋がるはずです。また、ユーザーの探している検索キーワードで自分のWebサイトやブログにアクセスしてもらった場合、そこにユーザーが求めている情報があった場合には記事を読んでくれて、何かしらのアクションを起こしてもらえる確率が高いと言えます。さらには、他のページも見てもらえたりして回遊率が上がったり、ユーザーのお気に入りにブックマークしてもらえたり、Facebookページがあればいいね!をしてもらえたり、その後にも繋がる知ってもらえ方をするかもしれません。

今だと、FacebookやTwitterなどのソーシャルからの流入と、検索エンジンからの流入は、作るWebサイトの分野にもよると思いますが、重要度は半々くらいかもしれませんが、私が趣味でWeb制作を始めた2004年、収益化し始めて個人事業主登録した2006年当時は、検索エンジンからの流入が多かったと思います。あと、当時はYahooカテゴリー登録をされたらアクセスが増えたりもしました。

私は、このSEO(検索エンジン最適化)の基本的な知識を、独学だったもので当時たくさん本を読んだのですが、特に「ホームページアクセスアップ完全計画―検索エンジンからのリンクがどんどん増える!」から学びました。当時、SEOについてまったく意識していなかったのですが、この本を読んで意識して、その通りに取り組んで、アクセス数が10倍以上を常に維持できるようになった記憶があります。
例えば、1日のPV(ページビュー)が、1日10PVでブログを更新し続けるのと、1日10000PVでブログを更新し続けるのでは、モチベーションの維持としては後者の方が続くと思います。PVが上がれば収益も上がりやすくなり、結果として、趣味でWebサイトを制作運営していた私が法人化して、今に至ることができました。

当時、Web制作やサイト運営は、ただの趣味で、収益になることも知らなかったのですが、検索エンジンで上位表示されているサイトを複数運営していたので、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)の1つであるインタースペースさんが運営しているアクセストレードの媒体担当だった増間さんに、設置していた問い合わせフォームから連絡をもらって実際にお会いしてマネタイズの仕組みを知って、それから実際に試してみて、当時税理士法人でサラリーマンとして働いている給料の数倍の収益となり、法人化のキッカケになりました。
SEO(検索エンジン最適化)を知らなければ、当時、起業することも、ITを仕事にすることも、まったく考えていないで、税理士法人で会計や税務の仕事をしていたので、今とはまったく異なった人生になっていたと思います。
どちらが良かったのかは選択しなかった人生のその後が分からないので比較できませんが、いずれにせよ、起業しなければその後に知り合った多くの人と知り合わなかったと思うし、WordPressというキーワードを今でも知らなかったかもしれないし、このWP-Dでブログも書いていないだろうし、自分の生まれ育った地元の埼玉県さいたま市にコワーキングスペースを開くことも無かったと思うので、そういった意味では、自分の人生を変えた本とも言えます。

当時のタイミングとして、SEO(検索エンジン最適化)について、希望するキーワードでの上位表示の方法について、知識や経験を得られたのは良かったと思います。
その知識や経験は、コワーキングスペースという空間運営のような異業種でも、「では、まずはWebサイトを自分で作って、とりあえず「コワーキングスペース」というキーワードで上位に持ってこようか」ということを、全て内製化できるからです。
コワーキングスペース – Google 検索

それから10年が経って、今ではYahooカテゴリー登録もアクセス流入という点では重要性が無くなりましたし、FacebookやTwitterなどのソーシャルからの流入が高まったり、スマートフォンからの流入を意識したり、検索エンジンも一時期採用されていたYahoo!JAPAN独自の検索アルゴリズムは無くなりYahoo!JAPANもGoogleの検索アルゴリズムを再度導入したことで日本では事実上Googleが検索システムの9割以上を占めるようになりましたし、検索エンジンの状況やインターネット環境は大きく異なったと思います。

私は自分の中で、こうすれば検索エンジンで上位表示できるというのが、この10年間の動向を絶えず追っていて経験としてあるので、SEO関係でオススメの本などは特に無いので、古い本の紹介になってしまいましたが、例えば、Google ウェブマスター向け公式ブログは公式の情報として必ずチェックするようにしている等、本の紹介とは関係がありませんが習慣になっていることはいくつかあります。
また、CSS Niteさんが開催しているCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」(2012年9月22日開催)に一参加者として聞きに行ったのですが、とても参考になり良かったです。翌年のCSS Nite LP, Disk 29「In-house SEO」(2013年9月21日開催)も参加したかったのですがコワーキングスペースのカンファレンスと重なってしまって参加できず、もし今年もあるなら参加したいなと思っています。

アクセス流入の話では、おそらく最近では、FacebookやTwitterなどのソーシャルからの流入の本などもあるのではないかと思うのですが、私が読む時間を作れていなくて読めていません。コワーキングスペース7Fには、IT関連書籍やビジネス書籍を中心に2700冊以上の所蔵を揃えていますので、また読んでいきたいと思います。
コワーキングスペース7F – リブライズ

本の紹介は、以上となります。

あとは、挙げていない分野では、PPC広告なども使うのでしたらその分野の本を読んだりとか、アクセス分析の分野の本を読んだり、よりプログラムを知るには専門書も多いですし、アクセス数が増加してきたらサーバー関係の分野の本を読んだり、等でしょうか。

またココまで書いておいてアレなのですが、結局、本を読んだだけではダメで、それらを参考とした上で、実際に自分で取り組んでみて、知識と経験を蓄えていって、イベントや勉強会にも参加すれば人脈も増えるという流れでしょうか。
ただ、インプットが増えないとアウトプットも増えないと思いますので、そのキッカケとしては本を読んだりブログ記事を読むことは重要だと個人的には思っています。特に、私も書籍の執筆に関わって思ったのですが、紙ベースの本という形で出版されて書店に並んだりAmazonに出たりするには、多くの人のチェックが入っていたり、自費出版ではないので出版社側もリスクを負って編集しているので、本を読まないでブログ記事などで十分という人もいるかもしれませんが、ある程度信頼できる情報が分かりやすくまとまっているはずですので、最初の知識の吸収のキッカケとしては良いと思います。
また、最近は、コワーキングスペースのような場所も増えて、同じ方向性の不特定多数の人と繋がる機会も増えているので、情報収集などもスムーズになっていると思います。

私も改めて2014年、組織的に体制を整えて、収益の生むWebサイトやWebサービスやアプリなどに取り組んでいけたらいいなと考えています。

それでは、1万3千文字を超える記事を読んでいただいて、ありがとうございました!

WP-Dは、1カ月に一度持ち回りで、記事を書く当番が回ってくるのですが、コワーキングスペース7Fを生まれ育った地元の埼玉県さいたま市に戻って空間を作ったことで、従来からのIT関連の本業だけでなく、コワーキングスペースの運営、その他にも、
大宮経済新聞 – 広域大宮圏のビジネス&カルチャーニュース
など、今までは収益になりづらそうということで手を出さなかった地域系のメディア媒体の運営などにも、生まれ育った地元に戻ってきたということで始めました。

これら安定させて、またWP-Dでゆっくりと記事を書けるタイミングになったら書かせてもらおうと思っています。
ということで、1年ぶりの記事をお読みいただきまして、ありがとうございました!
またお会いしましょうー。