WEBディレクターに本当に必要な1つのこと。案件の目的を設定し達成するということ。

2012.12.24 | ディレクター一問一答 | 初心者向け | | |
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どうもパープルです。クリスマスイブですね。愛犬マルハの夕食はチキンでしたが、我々は串揚げとラーメンをたべておりました。
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WEBディレクターなら知っておきたい。プロジェクトを上手に進めるために必要な知識。を読んで、WEBディレクターっていろんな知識がいるよなあ。なかなか難しそうだなあ、と感じているアナタにお送りする今日の内容です。WEBディレクターに必要なことはなにか?それは究極的にはたった一つであると私は考えています。それは、

案件の目的を設定し達成すること。

これだけだと思います。これさえ出来るなら、その他の知識があろうが無かろうが関係ありません。逆に案件の目的が達成できなかったなら、どんな知識もスキルも意味が無いと言えるでしょう。

案件の目的は何なのか?

  • デザインの向上?
  • アクセス数アップ?
  • ブランディング向上?
  • 販売促進?
  • 実際に販売?
  • 集客?

まあ、案件には何かしらの目的があるはずですよね。ない場合は案件では無いです。目的を設定し、それを達成するために案件が存在するわけですから、そこを見失うようではダメですね。

目的達成までの期間と予算は?

仕事として発生するわけなので、期間と予算があるはずです。まれに継続案件で期間、予算ともに緩いというケースもありますが、それにしたって、なにかしら期間と予算を設定し、目標立てしたほうが良い結果は生まれそうですね。

目標達成に何が必要なのか?

例えば、特定のコンテンツへの流入の増加!というのが目的だとしましょう。
そのために、トップページにバナーを一つ貼りたい。そんな小さな案件であれば、WEBディレクター一人でクライアントの要望取りまとめからバナーデザイン、そしてサイトへのバナー設置、アクセス解析、レポート提出ということを出来るかもしれません。

広告にお金をかけてでもアクセスアップしたい

同じく特定のコンテンツへの流入増加が目的としても、Googleアドワーズを利用して短期的に大きくアクセスを伸ばしたい!ということであれば、今度はアドワーズについての知識が必要になりますね。またGoogleアドワーズからのランディングページの制作が必要な場合、そのページのデザインと構築スキルも必要になります。

ソーシャルからの流入を増やしたい

昨今は広告よりもソーシャルのほうが効果が高い場合も多くありそうです。そうなると今度はFacebookやTwitterを利用したアクセスアップ方法の知識が必要になりますね。WordPressを使っている場合であれば、記事投稿に連動してFacebookやTwitterに記事を流すということが可能ですし、他の人に拡散してもらうためにはサイト内にてOGPの設定が必要になります。さらに、Facebookでファンページを制作したり、ファンページのいいね増加のために広告を出したりということも考えられますね。

いまだ根強いメールマーケティングやもっとリアルな集客

コンテンツへの流入がほしいということは、その後、なにかしら商品を販売や、セミナーへの集客等、なにかしら最終目的があるはずです。それを達成する一番の手段はWEBサイトでは無いかもしれません。もしかしたらメールマガジン。もっとリアルにダイレクトメール。電話営業などのほうが業界によっては良い可能性もありますよね。それなら、WEBじゃない方法が最適な場合もありそうです。

本来の目的を見失わないように

こんな風に目的を達成する手段はいくつもありますし、なにが正解でもありません。大切なのは案件の目的を達成することです。そのために必要な知識とスキルをWEBディレクターとして身につけるためにどうしたらよいのか?そう考えると結局は複数の情報を仕入れたり、最低限いろいろな専門的なスキルを身につけたりとすることが必要になることもあるでしょう。

しかし、美しいサイトをつくることも、最新の技術をつかってサイトを構築することも、それ自体は目的ではありません。また、プロジェクトのメンバーと情報をリアルタイムに共有し、Gitでソースの分散管理をし、徹底的にタスク管理していくことも、目的ではありません。そうしたほうが本来の目的達成の可能性が高いということだけなのです。

全然違う方向から目的達成できる可能性もある

まったくWEBの知識もない。チームでも動いたこと無い。そんな一般的にWEBディレクターとしては ? と考えられるような人。でも1万人のフォロワーがいて、その人たちにちょっとツイッターでおねがいすれば、みんなが特定のサイトを見てくれる。拡散も山ほどしてくれる。こんなやり方でもある意味では目的達成と言えるでしょう。実際にお金をかけて構築したり、広告したりするよりもアクセス数は増える可能性は高い場合もありそうです。そうだとすると費用対効果の面からこの方法が最適であったと言えますね。

まとめ

お伝えしたかったのは、WEBディレクターはただ、頭でっかちじゃ駄目ということです。また、逆に誰でもできる可能性があるということです。現場において、予算と期間から明確な目的を設定し、それを達成できる方法を導き出し、実際に達成できる。それが本当のWEBディレクターの仕事だと考えています。

じゃあパープルそれできてるんだよね?

ばっちりですよ!と言いたいところですが、そんなにうまくはできていません。だからこそ日々勉強ですね。そしてクライアントを含む案件関係者全体に感謝しながら、案件には取り組んでいます。

目指せパーフェクトディレクション。 良いクリスマスをお過ごしください。

パープルでした。

追伸:偶然 One Direction – One Thing という曲をみつけたのでこれも貼っておきます。