IT勉強会を自分で主催するメリット・デメリットと、それらを有料or無料で開く判断。

2012.09.11 | この方法お勧めです!
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どうもどうも、こんにちは。WP-Limeです。
Limeって黄緑色らしいです。色決めの時に、Facebookを見ていなかったら、空いている色が無くなっていて黄緑色になってしまったということで、ちょうど席替えの日に欠席したら変な席になっちゃった派です。

さて、このWebサイト「WP-D」に、前回、
案件の価格決めをどうしているのよ? | WP-D
という記事を投稿させていただきました。

1ヶ月に一度、持ち回りで回ってくるということで、いやぁ、あれから、もう1ヶ月が経ちましたかー。月日の経つのは早いですね。

さてさて、今回は、WP-Limeとして、第2回目の投稿ということで、レスポンシブの話にしようと思ったのですが、レスポンシブの本を出版していたり雑誌に寄稿したりしている著名な人が、直近でこの「WP-D」で記事にしているので、

今日は、またまたWebの技術的なことではなくて、
IT関係の勉強会やカンファレンスに、週1回くらいのペースで主催したり、呼ばれてスピーカーとして話したり、他の人が主催している勉強会やカンファレンスにも自分の興味のあるものであれば気軽に参加している、私WP-Limeが実際に経験したところの、
IT勉強会を自分で主催するメリット・デメリットと、それらを有料or無料で開く判断。
というタイトルで、技術以外のことを書きたいと思います。

全国各地で行われているIT勉強会やカンファレンス

まず、今、全国各地でどれくらいのIT関係の勉強会やカンファレンスが行われているのでしょうか。
それについては、有志の方がまとめてくださっている、「IT勉強会カレンダー」などを見ると、その多さにビックリするでしょう。

IT勉強会カレンダー

毎日、全国各地でIT関係の勉強会やカンファレンスが開催されています。週末ともなれば、30件、40件、勉強会の日程が重なっているのも分かるかと思います。
それぞれの詳細は、各リンクを辿っていけば見ることができます。

それらの勉強会やカンファレンスの約8割以上は、無料や、有料であったとしても、場所代だけとか、軽食代込み、といった感じで、いわゆる勉強会やカンファレンスを開催する労力や勉強会内容に関わる情報に対しては無料というところが多いのが分かるかと思います。

日本では無料が多い

さて、私WP-Limeが、初めて、IT系の勉強会やカンファレンスの存在自体を知ったのは、2008年秋のことでした。
初めて参加したイベントは、オープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Fallでした。当時、会場で1日1000人くらい来場しているイベントと聞きましたが、このイベントが無料で参加でき、ブース出展者に聞いても、スポンサーブース以外のオープンソースのコミュニティのブースは出展者側も無料、ということでした。
今となっては、オープンソースカンファレンスに関しては、特に東京開催の時は、株式会社びぎねっとさんが運営していて、スポンサーブースを中心に採算が取れていることを、その後に、WordPressブース出展者となったことで見聞きしたわけですが、当時はその無料で開く、という仕組みがよく理解できていませんでした。

また、当時、一般参加者として参加したオープンソースカンファレンスで知り合った人の中には、自分で勉強会を主催している人が数人いて、その後、その人達の勉強会に参加してみましたが、それらは明らかに無料で、その勉強会単体では金銭的な対価は無い形でした。

ここで、冷静に考えてみると、IT系の仕事は、他の業種に比べて原価が掛からないわけで、原価に相当する無形の情報やスキルを、勉強会の場で公開することは、ノウハウの流出に繋がり、いわゆる、飯の種を教えることになる、と、想像できます。当初、それなのに、なぜ無料なのか、よく理解できませんでした。

そもそも、勉強会やカンファレンスは、無料で開くことが当たり前なのでしょうか?
そんなことはありません。
例えば、WordPressの世界的なイベントにWordCampというカンファレンスがあります。世界で既に200回以上行われているイベントです。
WordCamp って無料なの?世界の WordCamp との比較。日本の WordCamp スタッフに感謝しよう。
にて、最近30回分の世界でのWordCampの参加費用(チケット価格)が記載されていますが、海外では、たいてい有料です。無料で開催しているWordCampは日本くらいです。もちろん、日本ではその分、スポンサー費用とボランティアスタッフで赤字になることなく賄われているのですが、いずれにせよ、参加者から費用を徴収する文化はあまり無いように思います。

これはアメリカでIT関係の仕事をしていた人から聞いた話なのですが、アメリカでは、無料の勉強会というのは怪しいという印象があるそうです。無料となると、その主催者の宣伝ばかりが入ってくると。あと、情報に対して対価を払うという意識も高いとも聞きました。この話の裏を取っていないですが、情報を得ることには対価が掛かることが理解できる人であれば、容易にイメージはできます。

日本での無料の勉強会には、主催者の宣伝が入ることもありますが、そこまで極端な勉強会は少ないように思います。

では、なぜ、日本では無料のIT勉強会やカンファレンスが多いのでしょうか?
誰がどのような目的でやっているのでしょうか?

私WP-Limeも、そのような疑問を4年くらい前に持ちまして、そこで試しに、当時オフィスを構えていたインキュベーション施設で、自分でも月1回の無料の定期開催のIT勉強会を主催してみて、開催する運営側を経験してみたりしました。
ネスト赤羽IT勉強会

以下では、この4年間、無料の勉強会やカンファレンスを主催したり、そういう場でスピーカーとして話したり、有料の勉強会やカンファレンスは主催したことはないですが呼ばれてスピーカーとして話したりした、その自分の経験から、
(1)有料・無料を問わず、そもそもIT勉強会を主催するメリットとデメリット
(2)無料によるメリットとデメリット
を、以下に書いてみたいと思います。

IT勉強会を主催するメリットとデメリット

まず、前提として、IT勉強会を主催するとは、自分が運営側、開催をして人を集めてイベントを遂行する側に回る、ということです。

IT勉強会を主催するメリット

(1)情報が誰よりも集まる。
勉強会を主催してみると、情報が誰よりも集まることに気が付くでしょう。それは、その勉強会内容についての情報はもちろんですが、参加者の誰がどういった分野に詳しいということも把握しやすいです。それによって、参加者同士を繋げるHUBの役割を果たすこともできます。すると、交流が生まれ、より情報が集まる、という循環が生まれると思います。

(2)自分を認識してもらいやすくなる。
「○○○」という勉強会を主催している✕✕✕さん、といった感じで、自分を認識してもらいやすくなります。この効果は、勉強会を主催しなくても、その「○○○」についてのブログを集中して書いたり、特化してその分野の仕事をしても、同じような認識は持ってもらえるかもしれませんが、リアルに人づての会話の中で出てきやすいという意味では、実際に勉強会を主催してみる効果はあるかと思います。

(3)他の人が主催しているIT勉強会に参加した際に、人と繋がりやすくなる。
上の(2)とも少し重複しますが、他の人が主催している勉強会に参加した時でも、その主催者の人や他の参加者の人から、その場にいる色々な人を紹介してもらいやすくなります。なぜなら、自分が何者であるか認識してもらいやすくなっているので、相手としても紹介しやすいのではないかと思います。紹介された初対面の人としても、「○○○」という勉強会を主催している✕✕✕さんとして、何の情報も無い初対面の人よりは安心して接してくれるかも知れません。そもそも、勉強会に数十人、場合によっては数百人来ている場合、名刺交換した全員を覚えているというのは、なかなかにして難しいことです。そのような時に、自分を認識してもらえていたら、人と繋がりやすくなると思います。

(4)人づての紹介による仕事が増える。
勉強会をよく開催しているあの人なら、仕事として受けてくれなくても、とりあえず相談すれば誰か紹介してくれるのではないか?と思ってくれやすくなるのだと思います。実際に仕事として自分が受けても良いかもですし、仕事としてディレクションに入ることもあるかもですし、仕事としてではなくて誰かを紹介して後は直接やってくださいでも良いでしょう。人づての仕事を増やすことが自分のビジネスの方向性として合っているかにもよりますが、いずれにせよ、人づての紹介による話は増えると思います。

(5)講演をしたり、本を書く機会が増える。
これは、ブログ記事を書いたり、何かのイベントの際にスピーカーとして話をしたりでも同じだと思いますが、勉強会を開いているなら、その分野の講演や本の執筆もできるだろう、という判断でしょうか。IT系の仕事で言う、いわゆるポートフォリオ(自分の制作実績一覧)の1つとして、自分の勉強会が位置付けられると言っても良いかもしれません。

(6)特定のオープンソースやツールに特化した勉強会の場合、利用者の裾野が広がって、結果的に仕事や情報量が増える。
特定のオープンソースやツールに特化した勉強会の場合、まずは利用者が広がっていかないと、そもそも話題にもならないし、仕事もありません。
例えば、ヨーロッパでは、「TYPO3」というオープンソースのCMSがある程度、知られていたり、最近では東南アジアのカンボジアで、TYPO3カンファレンスがあり、150人くらいが集まったそうですが、日本で知っている人はどれくらいいるでしょうか。
一方で、WordPressというオープンソースのCMSは、1ヶ月に30回以上の勉強会が、全国各地で行われています(「WordPress イベントカレンダー」「WordBench」)。実際、WordPress書籍の出版も多く、日本における仕事や、日本語による情報量なども多いかと思います。
もちろん、日本ではあまり知られていないCMSの第一人者として日本で活動することも可能ですが、全体のパイとなる仕事や情報量が増えれば、結果的に分子も分母も増えるので、行動はしやすいかもしれません。そのような普及活動をしている人を「エバンジェリスト」と呼びますが、そういうエバンジェリストの方が、特定のオープンソースやツールに特化した勉強会を開くことはよくあるでしょう。

(7)趣味の一環になる。
結局、一番大きなモチベーションは、ココになるのかもしれませんが、やっぱり勉強会を自分で開いて楽しい、と思えることが一番継続できるエネルギーになるように思います。例えば、フットサル好きな人が休日にフットサルを趣味でやるように、特定の分野の勉強や、勉強会運営が、趣味になれば、それはやっぱり継続できるし、自然と力にもなるのではないかと考えます。
人と人とが繋がったり、特定の分野により詳しくなれるのは、もちろん一参加者としても味わえる点ですが、運営側になれば、より深い部分まで経験できると思います。
いずれにせよ、社会人になっても、学生時代の文化祭のような感じで、人が集まれる「場」を、仕事以外で作るという経験は、普通に過ごしていたら、あまり無い機会だと思いますので、それを楽しいと思える人が、主催者として継続している人のように、色々な人を見聞きしていても思います。

IT勉強会を主催するデメリット

(1)勉強会を開催する準備に時間と手間を取られる。
勉強会を開こうとしたら、まず会場を用意して、スピーカーを用意して、自分が話すなら自分のスライドを用意して、ワークショップ形式にするならその題材を用意して、実際に勉強会では参加者チェックをして、電源やLANも出来れば用意して、懇親会を開くならそのお店やケータリングを用意する、ということを、準備する必要があります。
どこまでの事前準備を持って望むかによりますが、慣れてくればかなり短縮できるとは言え、始めはそれなりの時間と手間が掛かるとは思います。これを本業の仕事が別にある状態で行うとなると、やはりそれなりの労力にはなると思います。

(2)ノウハウの流出に繋がる恐れがある。
上でも書きましたが、冷静に考えてみると、IT系の仕事は、他の業種に比べて原価が掛からないわけで、原価に相当する無形の情報やスキルを、勉強会の場で公開することは、ノウハウの流出に繋がり、いわゆる、飯の種を教えることになる、と、想像できます。これを、わざわざ勉強会を主催してまで参加者に親切丁寧に公開するのはよく分からない、という人も多いことでしょう。このリスクは、当然にしてあって、IT系以外の業界では、未だに固く守られている門外不出のノウハウや情報なども多いと思います。
この点、ノウハウや情報を隠す人や行為を否定しているわけではなくて、特にIT業界のノウハウや情報の場合、やはりインターネットの発達によって、世の中に出ていないノウハウや情報、というものがほとんどありません。つまり、探せば誰かがインターネット上のどこかには書いているわけです。
ここで、どうせ情報として出ているのだから、だったらそれを積極的に公開することで、また違った価値を見出す、という段階に入る人もいると思います。つまり、情報として出すことで、その分野に詳しい人ということになり、より多くの情報が集まったり交流が深まったり仕事に繋がったりするという段階です。
このような感覚は、技術の移り変わりの早いIT業界では、感覚としてある人も多いと思います。Webの技術的なブログを書いている人は、自分への備忘録というだけでなく、そういう感覚も持っている人だと思います。そういう人達にとっては、この点においては、デメリットというよりは、逆にメリットとなるでしょう。
その意味で、メリット「(2)自分を認識してもらいやすくなる。」と、デメリット「(2)ノウハウの流出に繋がる恐れがある。」は、表裏一体の関係にあると思います。どちらの考え方を取るかは、その業界やその人の考え方によって異なるかと思います。

無料によるメリットとデメリット

では、次に、IT勉強会を、有料で開催するのか、無料で開催するのか、その判断の前提として、無料によるメリットとデメリットを見ていきたいと思います。ちなみに、有料の場合は、無料のメリット・デメリットの逆となります。

無料によるメリット

(1)人が集まりやすい。
日本においては、やはり無料イベントの方が気軽に足を運んでもらいやすく、人は集まりやすいでしょう。

(2)気軽に始められる。
勉強会の運営に不手際があったり、勉強会で得られる情報が少なかったなと思われても、無料だからと参加者も思ってくれると思います。また、参加者の協力も得やすいかもしれません。
ただし、これはメリット(良い点)ばかりでもなく、そういう甘えが必ずしも良いかどうかという点はあるかとは思います。また、参加者も無料で参加しているという意識があるので、あまり厳しい意見は運営側は言われないと思いますので、改善点は自分で気が付く必要が出てくるということも考えられ、この点では無料のデメリット(悪い点)となります。
いずれにせよ、考え方によっては、運営側の気軽さはあるとは思います。この点は、これから始めるには良い点だと思います。

無料によるデメリット

(1)意識の高い人だけを集めるのは難しい。
無料の勉強会は、気軽に人が集まりやすい反面、最近では、勉強会の数の多さや、USTREAMやYouTubeによる動画配信やスライド公開などもあり、直前のキャンセル率も高いと思います。
WordPress関係の無料の勉強会では、経験則で、ドタキャン率は3割くらいです。もちろん、それぞれの参加者の方の仕事の都合やプライベートもありますので、ドタキャンをOKにしていることもあるかもしれませんが、そのようなわけで、もともと、ドタキャン率3割想定で、会場や懇親会の用意をしています。(ですので、WordPressの無料の勉強会では、東京で行う場合には毎回満席となるので、極論、ドタキャン率がゼロだと会場に入りきれない想定の時もあります。)
これに対して、有料の勉強会では、ドタキャン率は低いと言えるでしょう。またその金額を出しても来たい人、ということで、一つのフィルターを掛けられる、ということを聞いたことがあります。そこで、有料の勉強会では、スピーカーの人の話だけでなく、参加者同士の情報の交流にも注目して参加する人もいると思います。
したがって、無料の場合は広い裾野の層が集められる。有料の場合はその情報に対して一定以上の価値を見出している人の層が集められる。ということになります。この点において、無料によるデメリットと書きましたが、これはその勉強会の趣旨などによって異なるでしょうか。

(2)直接的な収入にならない。
当たり前ですが、無料で開けば、運営する側には収入にはなりません。無料で開催することで、直接的な収入以上のメリットがある、または、主催していて楽しい、という点があれば、主催側の価値やモチベーションになるかもしれません。

その他に思うこと

(1)対象者のレベルにばらつきがあれば、参加者全員に100%満足の行く勉強会は難しい。
対象者のレベルとして、初心者向けなのか、中・上級者向けなのかによって、勉強会の内容も変わると思います。初心者が集まっている所に上級内容を行うと何を言っているか分からないでしょうし、中・上級者が集まっている所に初心者内容を行うと知っていることだらけで退屈に感じてしまうことでしょう。
とある人が、期待のギャップを無くすことが大切、と言っていましたが、事前告知などで明記すると良いかもしれません。
初心者向けでも来たい中・上級者もいますし、要は、勉強会に来た時のガッカリ度、期待ギャップをなるべく少なくする必要があるということです。

(2)リピート率を増やすには、定期開催が良い。
毎月第2土曜日とか、決まっていると、来れない人はずっと来れない可能性もありますが、参加する方は日程が読めやすいと思います。日にちや曜日を決め打ちにしなくても、今は、Facebookページやメーリングリストもありますので、告知手段は多いとは思います。いずれにせよ、単発や不定期の勉強会よりも、定期開催の勉強会の方が、負担感はありますが、その後に繋がりやすいかもしれません。

(3)損益分岐点は超えないと継続は難しい。
どんなに好きでやっていても、赤字や持ち出しの勉強会では、継続が難しいと思いますので、最低でも収支がトントンになるようにはすべきでしょう。

(4)無料や格安で開催できる会場は、意外に多い。
今は、無料で会場を提供してくれる企業も多くあります。企業側としても、会場場所を提供することで、感度の高い人達が集まるので、自社のサービスの宣伝にも結果的にはなりますし、自社のスタッフも参加する場合にはスタッフの研修にもなりますし、求人採用などにも繋がるという目的もあるようです。
また、公民館などは、在勤在住地域のみという制約や、予約の空き状況の調整が必要ですが、格安で場所を借りることができます。

(5)無料と有料を組み合わせている勉強会もある。
勉強会のブランドが上がってくると、開催頻度が上がってきて、その勉強会の中でも、無料版と有料版を組み合わせて、仕事として運営し始める場合もあると思います。無料・有料、それぞれメリット・デメリットがあるので、それらを組み合わせることで、より多くの参加者の満足度を高めることができるのではないかと思います。主催側の労力の負担感は上がりますが、このような段階になれば、それは仕事となっていると思いますので、その労力は大丈夫でしょう。

まとめ

以上のように、メリット・デメリットを、私WP-Limeの経験や感じたことをベースに書いてみました。
結論としては、IT勉強会を自分で開催することのメリットはとても大きいと思っています。ただ、これも人それぞれで、その時々の自分の置かれている状況やポジションによっても変わってくるかもしれません。有料・無料の判断も同様です。
ここまで読んだ方で、え?結論を出してなくない?と思った方もいるかと思いますが、それぞれのメリット・デメリットがありますし、その人の状況によっても異なっていると思いますので、ここでは自分の経験に基づいた列挙を中心に書かせていただきました。
人によっては、IT勉強会を自分で主催すると凄いよ!人生が変わるよ!となる可能性はありますし、そうでもなかったということもあるかもしれませんが、いずれにせよ、まずはやってみないと、そのような感想すら持つことは出来ないとは思います。
ちなみに、私は4年前に無料のIT勉強会を自分で主催したことで、それが縁になって、その後に色々な出会いや仕事を経験して今に至っていますので、良かったと思っている人間です。

最後に

色々と書いてみましたが、IT勉強会の運営に、少しでも興味関心がありましたら、まずは始めてみる、というのが良いかもしれません。
誤解を恐れずに書きますと、それで違ったなと思えば気軽に辞めることもできるわけです。

よく、自分のスキルを高めてから、と言う人がいますが、それを待っていたらいつになるか分からないし、「鶏が先か、卵が先か」という議論に近いですが、勉強会を開いたから自分のスキルが高まったということもあると思います。
また、自分がスキルが足りないと思えば、勉強会という「場」の運営に集中して、スピーカーは他の人に頼めば良いとも言えるでしょう。

結局、やるか・やらないか、ですので、
(ⅰ)やる判断の場合はやるし、
(ⅱ)やらない判断の場合はやらないし、
(ⅲ)やるか・やらないか、迷っている場合には、やる、という判断が良いのではないかと思います。

以上となります。
7700文字を超える記事を読んでいただいて、ありがとうございました!
ではでは、また1か月後くらいに持ち回りで当番が回ってくるようなので、その日まで!
またお会いしましょうー。